学会長あいさつ

第7回京都府作業療法学会の開催にあたって  

  京都府作業療法士会主催の第7回京都府作業療法学会を令和2216日(日)に佛教大学二条キャンパスにて開催させて頂く事となりました。本学会の開催にあたり、会員の皆様方ならびに関係諸団体の皆様にはご支援を賜り心より感謝申し上げます

本学会のテーマは令和 新しい時代へ 共に成長しよう OTのチカラ~」と致しました。平成から令和へと変わり、新しい時代がスタートしました。これからの時代もOTとして共に活躍していこう、そして共に学んでいこう、OTにはチカラがある、という強い意味を込めました。今大会、特別講演ではOT協会常務理事、医療法人おもと会の宇田薫先生に「OTが見るべき視点 ~OTアプローチのコツ」をテーマに御講演をお願いしました。現場第一主義であり、在宅生活にこだわった宇田先生の知識や技術、考え方はOTとして大変参考になります。日々、OTとして患者様にアプローチを行う中で、このアプローチで良いのか、PTと同じことばかりやっているのではないか、など自問自答することもあるのではないでしょうか。OTとして、見るべき視点はどこなのか、アプローチのコツはあるのか、宇田先生の御講演の中に沢山ヒントが隠されていると期待しております。この機会に是非多くの皆様に宇田先生の御講演を聴講頂きたいと思います。また、前回大会で好評のあったワークショップを今大会も開催致します。昨今では、経験の浅いセラピストの割合が多い病院や施設は増加しており、教育する側も年々若年化しているように思えます。今後もスタッフ教育やスタッフの質の向上といったテーマは大きな課題と考えます。そこで、今回もワークショップを開催し、知識や技術を学べる機会を設けました。テーマを「アセスメント」とし、精神科アセスメントツール、教育アセスメント、認知症評価ツール、ポジショニング・シーティングアセスメントと4分野のワークショップを開催致します。教育アセスメントは、若年スタッフに対するコーチングやティーチング、指導者としてのポイントを学べるワークショップとなっており、他のテーマとはまた異なる内容となっております。いずれも経験のあるOTが講師をされますので、自身の苦手な分野がありましたら是非ご参加頂けたらと思います。そして、例年に続き、一般演題の発表もありますので、今大会も是非学びの場として活用して頂けたらと思います。

 年度末のお忙しい時期かと存じますが、託児所も完備しております。是非とも学会へご参加いただき見聞を広め、多くの方々と意見交換し交流の場を持って頂ければと願っています。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

令和元11

    7回京都府作業療法学会

学会長 江川 大地